今回は睡眠・記憶に注目しました。
受験生はもちろん、ご家族の方も必見です!
寝る間を惜しんで、勉強する。
よく耳にしますが、これって本当に効果的なのでしょうか?
アメリカの高校生に関するデータで、こんなものがあります。
出典:Wolfson AR. & Carskadon MA. “Sleep Schedules and Daytime Functioning in Adolescents” Child Devlopment. Vol.69, No.4, p875-887 (1998)
睡眠不足が成績低下につながっていることが分かりますね。
たくさん眠れば良い!という訳ではありませんが、適度な睡眠が
成績と関係しているようです。
では、もっと細かく見てみましょう!
実は、人は眠る事によって記憶を整理します。
寝ている間に必要なものは記憶させ、不必要なものは消去するのです。
また、就寝する時間も記憶に関係することが分かっています。
出典:Plihal W. & Born J.”Effects of early and late nocturnal sleep on declarative and procedural memory”J.Cogn.Neurosci 9:p534-547(1997)
調査内容:24対の単語を学習。成績が基準の60%に達した時点で学習終了。
●前半:単語を夜10時15分から11時まで学習。3時間後、睡眠をとったグループと、起きていたグループで再テストを行う。
●後半:夜11時から午前2時まで睡眠後、単語を学習。3時間後、睡眠をとったグループと、起きていたグループで再テストを行う。
夜遅くまで起きて、学習していてもあまり効果は見られないようですね。
さて、ダイキンでも睡眠時間と脳の働きに関する実験を行いました。
実験を行ったのは、ATMT【Advanced Trial Making Test】というテストです。
調査対象:31〜46歳 7名(男性6名、女性1名)
調査方法:自宅にて睡眠をモニタ。睡眠条件は設定せず、成り行き。脳の働きは平日出社時にATMT【Advanced Trial Making Test】(PC画面上に不規則に散らばった数字を順番に押す、脳の記憶や判断機能の評価に用いられるテスト)で評価。
そして、下記がその実験結果を表したグラフです。
実験の結果、睡眠時間が普段よりちょっとでも少ないと、ATMT成績が低下、つまり、脳の働きが低下していることが分かりました。
早寝早起き、そして規則正しい毎日を送るのが
「成績」「記憶力」の向上につながると言えるかもしれませんね。
学校の成績や記憶力をアップさせたい方は、
soineを使って自分の眠り方、チェックしてみませんか?